全館空調のコストは、各部屋エアコンの2倍以上!

全館空調
この記事で解決できる悩み
  • 全館空調にしようか悩んでいる
  • 全館空調に必要な費用は?
  • 全館空調と、各部屋のエアコン設置、どっちがお得?

我が家は全館空調を諦めました!
快適さは全館空調が圧勝かと思います。
しかし、どケチ根性で生き抜いてきた私は、エアコンをこまめに消したくて。。

この記事では、全館空調のメリットとデメリットを紹介します。
全館空調を採用しようか悩んでいる方におすすめです。
記事を参考にすれば、全館空調が本当に必要かどうか、後悔しない判断ができるようになります。

全館空調は大変快適に暮らせます。
しかし、初期費用、電気代、修理費、すべてが高額になります。
全館空調を作れる工務店やハウスメーカーに絞られるため、地元工務店などのローコスト住宅に比べたら、家自体の価格も高くなります。
その為、お金に余裕があり、この費用の壁を乗り越えられる方だけにおすすめです。

家づくりはお金がかかるポイントがたくさんあります。

本当に全館空調が必要なのか、しっかり考えて、どこにお金を使うべきなのか判断しましょう。


全館空調のメリット

年中快適に過ごせる

全館空調の最大の魅力は、年中快適な気温で暮らせることです。
いちいち各部屋で、エアコンをON/OFFして、温度設定をして、という手間が無くなります。
エアコンをタイマーで設定して寝て、朝起きたら寒すぎる!なんてことも、無くなります。

玄関や廊下まで快適

全館空調は、どこにいても、快適な気温です。
エアコンを設置しないトイレや廊下、玄関でも、快適な気温を保つことができます。
冬場に、暖かい部屋から、寒いトイレに行きたくないから、水分をあまり取らなくなる、といったこともなくなります。
温度差によるヒートショック対策にもなります。

各部屋のメンテナンスは不要

各部屋のエアコンを掃除するという手間はなく、1か所の掃除で済みます。
フィルター掃除は、2か月に1回程度です。
フィルターに虫が付くので、その掃除は必要です。

寿命は15年程度で長い

エアコンは10年程度ですので、エアコンよりは長いです。
しかし、交換費用が高額なことや、交換中は全部屋の空調が効かない、などデメリットもあります。

全館空調のデメリット

初期費用が高い

全館空調は、初期費用が150~200万円程度かかります。
エアコンは1台10~30万円程度です。
例えば、リビングは30万円、寝室20万円、子供部屋10万円×2部屋と考えると、エアコンは、だいたい70万円。
つまり、全館空調はエアコンの2~3倍程度の初期費用がかかります。

さらに、エアコンの空調を通すための各部屋の吸い込み口・掃き出し口を作らなければなりません。
これらは、見積書にはっきり記載が無いとしても、家の建築費用に加算されますので、家の建築費用も高くなります。

電気代が高い

夏場は毎月15,000円程度、冬場は25,000円程度かかります。
エアコンは毎月10,000円~5,000円程度と考えると、全館空調はエアコンの2~5倍の電気代がかかります。

全館空調は、カビを発生させないためにも、ON/OFF操作をすることはできません。
つまり、全館空調は常につけっぱなしにしなければなりません。
それに対しエアコンは、こまめにOFFにして、節電することができます。

維持費と点検費もかかる

全館空調は、フィルター交換費用が必要です。
また、メーカー点検費が年1回はかかります。
おおよそ年に2~4万円かかると考えましょう。

修理費や交換費も高い

全館空調は、15年経過して取り換えするときも、初期費用なみに200万円程度かかります。
また、15年経つ前に故障した場合、修理費も高いです。
修理費は、部品交換で済めば良いですが、完全に壊れてしまうと、初期費用なみの200万円かかってくることもあります。

さらに修理時は、全部屋が空調効かなくなることも、デメリットです。

虫に立ち向かう必要がある

全館空調のフィルターには、虫が付きます。
虫が苦手な人は、旦那さんに頼みましょう。(旦那さんが苦手な場合、奥さんへ)

乾燥・におい・音の問題

全館空調は、乾燥しやすいです。
加湿器をつけないと湿度20%前後になることもあります。
全館空調を導入する方は、乾燥予防に大型の加湿器を使ったり、加湿機能付き全館空調にするなど、対策が必要です。

また全館空調は、空気が循環するので、においも充満しやすいです。
カビキーラやタバコなど、きついにおいが発生した場合には、窓での換気は必要です。

全館空調は、稼働音もします。
すごくうるさいわけではありませんが、静かにしていると、聞こえてくることがあります。
音に敏感な方は、全館空調システムの下や横に、寝室などは配置しないように気を付けましょう。

個々の部屋で調整できない

全館空調は、個々の部屋で調整はできません。
暑がりの方と、寒がりの方が同居している場合などは、別途エアコンや暖房、扇風機などを用意する必要があるでしょう。

カビ問題

ダクト内にカビが発生する可能性があります。
ダクト内にカビが発生した時、全部屋へカビが飛びます。
カビが発生した場合には、すぐに修理または交換しましょう。

まとめ

全館空調は、快適な暮らしを実現する1つの方法ではあります。
しかし、全ての費用がすごく高いです。
お金に余裕がある人のみ、採用しましょう。
初期費用だけではなく、ランニングコストも高くなるので、無理して導入するべきではないと思います。
最近は、エアコンもスマホ1つで複数台を一括操作できます。
お金に余裕がある方、全館空調が夢だと言う方のみに、おすすめです。
それ以外の方は、本当に必要か、よく考えて判断しましょう。


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